20万円~25万円のゲーミングPCはハイエンドなスペックに手が届き、ゲーミング性能がかなり高い高級機がほとんど。コストパフォーマンスが良いモデルが多く、高解像度・高フレームレートでのゲームプレイが容易く実現ができる価格帯です。
この記事では、税込20万円以上25万円以下で買える最新のゲーミングPCについて分析し、現役エンジニアの視点でレビューしています。
- 20万円から25万円以下のゲーミングPCのコストパフォーマンスは?
- 販売されているPCの実情と実際
- スペックの選び方(CPU、グラフィックス)
- スペック徹底比較表
- おすすめパソコン5選
記事の後半では、実際にオススメできる「買い」なゲーミングPCの紹介と、現在販売中のモデルのスペックを一覧で見られる比較表を掲載しています。初心者でも分かりやすいよう作っているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
20万円から25万円以下 推奨パソコン
モデル名 | FRGAH570/ZOO/NTK |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-11700KF |
メモリ | 16GB (8GB x2) |
グラフィックス | GeForce RTX 3070 |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe |
電源 | 850W ( 80PLUS(R) GOLD ) |
ネットワーク | 有線LAN(ギガビット対応) |
保証 | 1年間保証 |
239,800円~(税込)
20万円から25万円以下ゲーミングPCの実情
ハイエンド機が多くスペックやカスタマイズの選択肢が広い
20万円~25万円以下の価格帯のゲーミングPCはどれも基本的には高いゲーミング性能があり、上級者ゲーマーや玄人にも人気のある範囲です。高級なグラフィックスを搭載していても、必要十分なハイエンドCPUを選択でき、メモリやストレージなどのカスタマイズにも余裕があります。このくらいの予算があれば、電源にも余裕のある容量を採用できますし、デスクトップ用Wi-Fiの標準搭載など、利便性の高いマシンが多くなります。
最高設定・4Kでのプレイも可能に
この20万円~25万円の価格帯になると、どれもが基本的に高いゲーミング性能をもっているモデルです。
20万円未満だと選ぶのが難しかったGeForce RTX 3070が選択可能になります。最低でもRTX 3060、RTX 3060 Ti、Radeon RX 6600 XTが選択肢となります。このクラスになると、最高設定での高フレームレートプレイが可能になり、重量級の3Dゲームも快適なプレイが実現します。また、ストリーム配信や投稿用の動画編集などにも十分なスペックがあります。
また、CPUはCore i9シリーズも多少コスパが悪くなっても高いCPU性能が欲しい人には選択肢になります。標準的にはCore i7-11700K がメインの選択肢となりそう。20万円未満のときには選べなかった一段階上の性能が手に入ります。
コストパフォーマンスは高い価格帯
また、最も在庫数の多い15万円~20万円のゲーミングPCと比較しても、コストパフォーマンスは高い水準です。自分のゲーミングスタイル(ソフト、配信、ディスプレイ環境など)に応じてベストなスペックの組み合わせを選択できれば、コスパ良くハイスペック機を手に入れられますよ。初心者の方向けにスペックの選び方を次のチャプターで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
20万円から25万円以下のメリット・デメリット
20万円から25万円以下のゲーミングPCでは、幅広いスペックの組み合わせと柔軟なカスタマイズが可能になるメリットがあります。この価格帯だと、高級なケースの広いスペースと大容量の電源を標準で採用でき、追加のパーツやインターフェースを増設しやすいです。また冷却機構として、空冷のほかに水冷も選択可能になります。
メリットとデメリットを整理すると以下のとおり。
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
20万円から25万円以下ゲーミングPCの選び方(ポイント)
20万円から25万円以下のPCを調査すると、まさにハイエンドと呼ぶにふさわしい性能を持っているモデルが大半であり、ゲーミングPCの中でもハイクラスなマシンが多いです。
実際にゲーミングPCを選ぶときには、最も重要なスペックであるCPU、グラフィックスを中心にチェックして、自分がやりたいゲームやプレイスタイルに合ったものを選ぶとよいでしょう。それぞれ詳しく見ていきますね。
CPUの見方
20万円~25万円以下のゲーミングPCでは、現在の中心的なラインナップはCore i7-11700KとRyzen 7 3700Xです。このクラスのCPUになると、どんなゲーミングシーンでも高い性能を発揮するため深く考えずに選ぶことも可能。マルチタスクでPCを使いたい人、クリエイターやエンジニアなどの仕事でも使いたい人は、シングルスレッド性能がより高いCore i9-11900、Ryzen 7 5800Xなどを選ぶのもOKです。
メモリの見方
20万円~25万円以下のゲーミングPCでは、メモリは標準で16GB、多いもので32GBが搭載されています。快適なゲーミング環境をつくるには最低でも16GB以上がおすすめ。ライブ配信などを兼用したり、動画編集などのクリエイティブ用途にも使いたい場合は32GBに増量しておくのは必須です。
グラフィックスの見方
20万円~25万円以下のゲーミングPCでは、ようやくGeForce RTX 3070が選択可能になり、ゲーミング性能を一段上へと押し上げてくれます。平均的にもRTX 3060 Ti が選べるので、ほとんどのゲームで最高設定でのプレイ、4K解像度での出力にも対応。重量級のゲームでもフレームレートの低下を抑えながらプレイが可能なので、まさにハイエンドゲーミングマシンに該当する構成です。
選び方に迷ったときは、グラフィックスをひとつ選んでCPUを横串で見ていくのがおすすめ。下記のスペック徹底比較表では、現在販売中の推奨モデルから自分にあったスペックが簡単に選べるようになっています。
おすすめパソコンのスペック徹底比較表
RTX 3070搭載モデル
RTX 3060 Ti, RX 6700 XT搭載モデル
RTX 3060, RX 6600 XY搭載モデル
厳選ゲーミングPC3選
上のスペック比較表の中から、搭載しているグラフィックス別におすすめのPCをピックアップしています。
RTX 3070搭載 FRGHB550/A
ポイント
モデル名 | FRGHB550/A |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Ryzen 7 5800X |
メモリ | 16GB |
グラフィックス | GeForce RTX 3070 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe |
電源 | 850W ( 80PLUS(R) GOLD ) |
保証 | 1年間保証 |
249,800円~(税込)
RTX 3060 Ti搭載 G-Tune HM-A-3060Ti
ポイント
モデル名 | G-Tune HM-A-3060Ti |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Ryzen 7 3700X |
メモリ | 16GB (8GB x2) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti |
ストレージ | 512GB SSD(NVMe) |
電源 | 700W ( 80PLUS(R) BRONZE ) |
203,280円~(税込)
RTX 3060搭載 ZEFT G27KA
ポイント
モデル名 | ZEFT G27KA |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-12700KF、水冷クーラー |
メモリ | 16GB (8GB x2) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
ストレージ | 500GB SSD (NVMe) |
電源 | 750W ( 80PLUS(R) GOLD ) |
ネットワーク | 無線LAN Wi-Fi 6 / Bluetooth 5、有線LAN ギガビットLAN |
226,800円~(税込)
まとめ(20万円から25万円以下パソコン購入に迷っている方へ)
今回は20万円から25万円以下ゲーミングPCについて、現役エンジニアの視点から販売中のスペック構成とコストパフォーマンスの実情、オススメの選び方を解説しました。
20万円から25万円以下の価格帯ではかなりハイクラスのスペックが取り揃えられており、ほとんどのゲームで快適なプレイができるPCを手に入れることが可能です。高設定でのゲームプレイや、リフレッシュレートの高いモニタ出力も可能なため、中級者~上級者のゲーマーでも選びやすいですね。将来的にもスペック不足に陥る心配がほぼ無い構成になり、初心者でも安心して購入できるモデルが大多数です。
上述のおすすめPCは、この価格帯の中でも特にコストパフォーマンスに優れた構成を選んでいます。スペック選びに迷ってしまったときは、応用性のある盤石な構成を選んでおくのもいいでしょう。ベースとなる構成は次の通りです。
- Intel Core i7-11700K
- GeForce RTX 3060 Ti
- メモリ 16GB
- 512GB M.2 SSD
- 追加HDD 1TB
イラストレーションや画像編集などのクリエイティブ作業、プログラミングなどと併用したいときは、CPUスペックを高めにしておくのがおすすめ。CPUにCore i9-12900、グラフィックスにRTX 3060を選択するなどして調整するとよいでしょう。