こんにちは!元インフラエンジニアでゲームやWeb制作が大好きな管理人「はーまた」です。
動画編集したいけど、学生だったり、「生活費の工面でとても高価なパソコンなんて買えない!!」という方も多いですよね。
でも実際のところ、簡単な動画編集なら10万円以下のパソコンで十分です!
仕事・プライベートで動画編集をする機会が多い私がどんなパソコンを選んだらいいか解説しています。
この記事を読むことで、以下のポイントを押さえられると思います。
- どのくらいのスペックなら動画編集できるか
- お手軽(8万〜)な動画編集用PCの選び方
- 具体的な推奨モデル
動画編集に必要な性能はどれくらい?
動画編集をするには普通のビジネス用パソコンよりも比較的高いスペックが求められます。
一般的なビジネス用パソコンは表計算や文書作成ができればいいので、必要最低限の性能しかもたない場合があります。
とはいえ、30万円超えの超ハイスペックパソコンが必要かといわれると、そんなことはありません。
特に初心者・入門者の方がそのようなハイエンドなPCを買ってしまっても、数年は使いこなせないか、宝の持ち腐れになり納屋行きの危険があります…。
ある程度作業に慣れて、いろいろなエフェクトや3D編集を使いこなしたくなってから、性能の高いクリエイター用PCを検討すればよいかと思います!
以下では、これから動画編集を始める方がどのくらいのスペックのパソコンを買えばいいのか解説していきます。ここでは各パーツごとに解説しています。
「パーツ」といっても自分で組み立てるわけではないので、ご安心を。
まずは入門者の人は基本的に3つのパーツの性能を気にしておけばOK!
CPU
パソコンの頭脳ともいえるパーツ。
動画編集ではこのCPUが作業時間に最も影響し、一番重要な部分になります。
メーカーにはIntel(インテル)とAMD(エーエムディ)がありますが、動画編集をメインにするならどちらを選んでもいいと思います。
ただここ数年ではAMDのCPUが圧倒的にコスパが良くなっています。
低価格の動画編集用PCを買うならAMDを選ぶことが多いかもしれません。
コスパ重視性能で定番のCPUはこれ↓↓
- Intel → Core i5-10400, Core i7-10700
- AMD → Ryzen 5 3400G, Ryzen 5 3500
Core i3 → i5 → i7 → i9 、Ryzen 3 → 5 →7 → 9 の順番で性能が高くなります。
また商品案内にはクロック数、コア数・スレッド数などの数値が書かれていますが、基本的には書かれている数字が大きくなるほど、性能が良くなります。
初心者・入門者は上記CPUのものを選んでおけばまずハズレはないかと思います。
メモリ
メモリは一時的に情報を蓄えておくためのパーツです。
容量は最低16GB以上にすることを強く推奨します。
8GBでも動画編集自体は可能ですが、処理のたびに時間がかかったり、ひどい場合にはFHD以上画質の長時間の編集ができない場合があります。
ストレスをうまく回避できないと、動画編集自体を挫折する原因にも…。
低価格PCだとカタログ性能では8GBの場合も多いですが、カスタマイズで16GBに増設してもらうことができるのでよく確認しましょう!
GPU
動画編集で少しずつ重要性が増してきたパーツ、GPU。
映像を出力するためのパーツですが、動画編集ソフトによっては一部の処理でGPUの処理能力を活用するようになってきました。
入門者はCPUの性能ほどは気にする必要がありません。
高度な処理をするようになってくるとGPUの性能が影響してきます。
カタログをみるときは「グラフィックス」「グラフィックボード」の欄に書かれているものになります。
CPUと同様、数値が大きくなれば性能も高いと覚えておけばOKです。
コスパ重視構成として定番なのは以下の通り。
- GTX 1650 SUPER
- GTX 1660
- GTX 1660 SUPER
ストレージ
ストレージはデータを保存しておくためのパーツ。
HDDとSSDの2種類があり、HDDは大容量・遅い・安い、SSDは中容量・高速・高価という傾向があります。
いまではOS(Cドライブ)と動画データの保存先はSSDの一択となっています。
動画編集をするならSSDを積んでいるパソコンを選べばOKです。
安く手に入れるためのポイントは?
本格的に仕事で動画編集をしたければ、どのパーツも性能が高いパソコンが必要になり、それらは最低でも20万円〜以上になります(それ以下だと制約が多すぎる)。
つまり、10万円未満の予算となると上で挙げたどれかの性能は妥協することになります。
妥協するならGPU(より低性能に)とストレージ(より低容量に)でしょう。
特にストレージは後からでも増設が可能ですし、外部装置を買えば済む話だったりするからね。
優先度が高いのはCPUとメモリ容量なので、これらは予算の範囲でできるだけがんばりたいところ。
しかもメモリはカスタマイズで容量を追加しても+数千円なのでコスパ最強パーツです。
動画編集に最適な安いパソコン5選
以上を踏まえ、「迷ったらこれでハズレはない」という動画編集用PCをチョイスしてみました。スペックなども載せてるので参考にしてみてください。
動画編集おすすめ第1位:Lightning AH5
BTOメーカーで最大手のひとつドスパラから、動画編集にも使えるスタンダードモデル。税込みで8万円を下回るが、ほぼすべての動画編集ソフトが動作し、軽めのゲームも動作可能。動画編集の初心者・入門者にうってつけのモデル。8GBメモリだが、カスタマイズで+8GB増設しても+1万円程。余裕があればメモリだけでも増やしておくとさらに使いやすいだろう。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 3500 (3.6GHz-4.1GHz/6コア/6スレッド) |
メモリ | 8GB DDR4 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1650 |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
電源 | 450W 電源 (80PLUS BRONZE) |
光学 | DVDスーパーマルチドライブ (DVD±R DL 対応) |
保証 | 保証期間1年 |
その他 | - |
¥94,980(税込)~
動画編集おすすめ第2位:G-Tune PM-A
管理人も大好きなマウスコンピュータのゲーミングPCブランド、G-Tune。ライトゲーマーにもおすすめできるこのモデルだが、動画編集でも威力を発揮する。G-Tuneシリーズの特徴は、性能と良心的な価格はもちろん、PCケースのデザインがカッコいいところ。クリエイターにも一目置かれる存在である。メモリは8GBだが、カスタマイズで16GBにしても+数千円の差額。このカスタマイズだけで数年間は使えるマシンに変わる。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 3500 (3.6GHz-4.1GHz/6コア/6スレッド) |
メモリ | 8GB DDR4 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1650 SUPER |
ストレージ | 256GB NVMe SSD + 1TB HDD |
電源 | 500W 電源 (80PLUS BRONZE) |
光学 | - |
保証 | 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート |
その他 | 『Xbox Game Pass for PC 30日間トライアル』+『Minecraft スターター コレクション』付属 |
79,800円~(税込87,780円~)
動画編集おすすめ第3位:raytrek MX i7-10700搭載モデル
3位はドスパラのクリエイター向けブランドraytrek。その中でも入門者に丁度いいコストパフォーマンスの本モデル。税込みで他のモデルよりも数万円上だが、動画編集でストレスフリーで作業できるのはこれくらいからになる。1TBの大容量SSD搭載なので成果物の保存先を気にせず作業に集中できる。CPUには2020年発売の最新第10世代Core i7プロセッサを搭載している新モデル。これから仕事で動画編集をやりたい人にはまずおすすめ。
追記:まだまだ手が出せないという方へ
まだまだ手が出せなさそうですか?
特に中学生や高校生、大学生などの学生さんはいくらバイトしてたとしても、一度に数十万円の出費はかなり痛いですよね…。
積極的に推奨するわけではありませんが、予算に制約が大きいときは分割払いで購入すると比較的精神的負担が少なく済みます。
下の記事で分割払いの方法とメリットを詳しく解説していますので、気になる方は読んでみてくださいね。動画編集用のパソコンやゲーミングPCは意外と結構多くの人が分割払いで購入されているようです。
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追記:各パーツについてもっと詳しく勉強したい方へ
CPUやメモリ、GPUなどのパーツはかなり奥が深く、一朝一夕で理解できるようなものではありません…。
CPUについては下記記事で少し詳しめに解説していますので、PCを買う前にもっと勉強したいという人は参考になるかと思います!
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