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フロンティアGHシリーズのBTOパソコン比較レビュー!美麗ハイスペックPCの頂点へ


今回は現役エンジニアの立場から、FRONTIER(フロンティア)GH シリーズの良し悪しについて解説し、使用用途ごとに「買いか」「見送りか」を判断しています。メリットだけでなく、不安な点も分析しているので、購入前の参考にしてみてくださいね。

フロンティアGHシリーズのPCは拡張性に優れたフルタワータイプで、美麗なケースが特徴。もともとコスパの高いBTOメーカーなので、価格面でも強いと評価しています。スペック面では、

  • フロンティアGH シリーズでゲームはプレイできる?
  • フロンティアGH シリーズでプログラミングはできる?
  • フロンティアGH シリーズはビジネス用途に向いている?
  • フロンティアGH シリーズと他の人気PCとの比較

のような観点で検証しています。

 

台数限定!GHシリーズの特売セールについて

特売価格のセールのご案内です。

Intel Core i7-13700K、GeForce RTX 4070搭載モデルなどが25万円以下から購入できたりするので、かなりコストパフォーマンスが高く、お買い得です。もちろん、下で解説している標準モデルよりもかなり割安です。

期間限定販売で一部は数量限定となっています。売り切れてたら申し訳ありません。。

現在セールで最もお得なモデルを随時更新

フロンティアPCのセール情報まとめ

コスパが激高なゲーミングPCと購入時のデメリットも知っておこう

フロンティアGH シリーズの基本スペック

構成A 構成B(おすすめ) 構成C
モデル名 FRGHZ790/A FRGHZ790/B FRGHZ790/C
OS Windows 11 Home 64bit版 Windows 11 Home 64bit版 Windows 11 Home 64bit版
CPU Intel Core i5-13600K Intel Core i7-13700F Intel Core i7-13700F
メモリ 16GB (8GB x2) 16GB (8GB x2) 32GB (16GB x2)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti
SSD 512GB M.2 NVMe SSD 1TB M.2 NVMe SSD 1TB M.2 NVMe SSD
HDD なし なし なし
電源 850W 80PLUS GOLD 1200W 80PLUS PLATINUM 1200W 80PLUS PLATINUM
保証 1年間センドバック保証 1年間センドバック保証 1年間センドバック保証
価格 209,800 円〜 289,800 円〜 314,800 円〜
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総合評価(使用用途別)

フロンティアGHシリーズの総合評価です!
表は構成B(FRGHZ790/B)に基づいて評価しています。

 

記事の後半で用途ごとの解説をしています!

 

フロンティアGH シリーズの性能スコア比較

Intel Core i7-13700F CPUスコア

フロンティアGHシリーズ(FRGHZ790の一部)ではIntel Core i7-13700Fが採用されています。Core i7-13700Fは最新の第13世代インテルCPUで、前世代のi7-12700Fと比べて最大40%程度パフォーマンスが向上しており、ゲーミング性能は歴代トップクラスに位置しています。第12世代に引き続き、ハイパフォーマンスのP-Core、高効率のE-Coreという2つのコアを使い分けることで、非常に省エネで高い性能が発揮できるようになっています。また、高性能なGPU(グラフィックス)と組み合わせても、十分にその性能を引き出せるのがポイント。高解像度のRPG作品、シューティング・FPSに向いています。もちろん、プログラミングや動画編集などのクリエイティブ用途、日常使いなどマルチな使い方をしても問題なくパフォーマンスが期待できるハイエンドCPUです。

画像はコチラ(CPUスコアの一覧)

 

GeForce RTX 3070 GPUスコア

フロンティアGHシリーズの中でもハイエンドクラスのPCに数多く搭載されているGPU『GeForce RTX 3070』。現状最も販売数が多いRTX 30番台で、RTX 3060に次ぐ人気があり安定して選ばれている製品です。RTX 40番台の発売が予定されておりGHシリーズでも置き換えが進むと考えられますが、GeForce RTX 3070も今後数年間はスペック上位に食い込むくらいのスペックがあり、十分ゲーミングマシンとして実用に耐えると考えています。重量級、プロユースのゲーミングはもちろん、4K動画書き出しなどのクリエイティブ用途でも活躍できるクラスです。ちなみに、フロンティアGHシリーズでは、GeForce RTX 3050〜RTX 4090までの幅広い選択肢があるので、自身の予算に合わせて高スペックなGPUを選べます。

画像はコチラ(GPUスコアの一覧)

 

フロンティアGH シリーズのメリット・デメリット分析

特徴

コスパ良好、ケースデザインが美麗、そして高機能性という3点揃いの高級モデル。

FRONTIER(フロンティア)は日本のBTOパソコンブランドで、大手メーカーの一角を占めています。運営会社・インバースネット株式会社は神奈川に本社をもち、資本金1億円(記事時点)の大企業です。パソコン好きな人でも聞き覚えがないかもしれませんが、実は歴史もある有力メーカーです。

そんなフロンティアの販売しているPCは全体的に価格が良心的。コストパフォーマンス(コスパ)が良いモデルが多いのが特徴です。高級機であるGHシリーズも、Core i7-12700、GeForce RTX 3080を標準搭載して20万円台後半からと、かなり破格といえます

安いから品質が悪いんじゃない?すぐ壊れるのでは?と思われるかもしれませんが、日本製のパーツも数多く使用するなど、品質面でも優秀です。優良な国内企業が販売し、製品保証も充実しているのもメリットですね。一方、デメリットを挙げるなら、サポート時間が19時までなので、24時間サポート付のBTOと比べると見劣りします。

今回解説しているGHシリーズは、フロンティアのフルタワーデスクトップモデルの中でも上位のハイエンドモデルです。黒と白から選べるケースは、側面が開放的なガラス張りになっていて、デザインの美麗さが際立っています。機能面も、前面に大型ファンを2基、背面に1基搭載した強力なエアフローシステムで、高性能なCPU・GPUにありがちな熱問題を完全に解消しています。さらに、高級機ではもはや定番ですが、電源と配線を別区画で配置していて、効率的な排気を可能にしてるのも特徴ですね。もちろん水冷クーラー(簡易水冷)もBTO選択可能。こうした仕様はヘビーユースする上級者に評価が高いでしょう。デザインだけでなく、性能面でも非常に優秀なケースといえます。

 

一方、ケースについては色の選択(黒、白)のみで、注文時にBTOでカスタマイズすることはできません。ファンをLED付きにするなどもできないので、あとから自分で付け替えする必要があります。(ただし、側面ガラス株にはRGB-LEDラインが付属し、納入時でもキラキラしてますよ・・・!)フロンティアのサポートは24時間体制ではないため、改造するならある程度自分で調べないといけません。

その意味では、自分でパーツの付け替えをしたくない初心者には向かない可能性はあります。ですが、LEDファンの付け替えなどは、ネットで調べながら比較的簡単にできるので、初めてのパソコンを自分で改造してみたいという人や中級者以上の人には向いているでしょう。

それでは フロンティアGH の全体感を整理しましょう。

メリット
  • コストパフォーマンスはかなり高い◎
  • フルタワーで拡張性が高い◎
  • 美麗なケースデザイン、エアフロー確保され機能性も◎
デメリット
  • 注文時にカスタマイズ選択肢が少ない
  • メーカーサポートの少なさ

 

ゲーム性能の分析

フロンティアGHシリーズ(FRGHZ690)の基本構成では、最低でもIntel Core i7-12700F、GeForce RTX 3050搭載しており、下記ポイントのように、ほとんどのゲームで快適にプレイ可能

ハイクラスなGPUであるRTX 3080搭載モデルなのに、最低20万円台後半から購入可能というコストパフォーマンスの高さはフロンティアならでは。

  • 高性能なゲーミング性能がほしい!
  • 将来の拡張性(もしくはエアフロー・熱排気能力の高さ)を考えるとタワータイプにしたい!
  • けど、無駄な機能は省いて、値段はできるだけ抑えたい!

という欲張りさんなゲーマーには、GHシリーズはとてもおすすめできます。

また、大容量のタワーケースには追加ストレージが最大4つまで搭載可能。大容量SSDをあとから追加すれば、ソフトを入れすぎて困る心配もありません。やはり、GHシリーズはケースがとても良いですね。

ポイント

ゲーム(美麗3D最高設定) 4Kプレイも一部可能。高fpsも期待できる。
ゲーム(重量級FPS) 高設定・高フレームレートでの動作も可能。シューティングはぬるぬる動作、オープンワールド系のゲームでは重たいMODも利用できる。
ゲーム(軽量FPS・2D) 問題なくプレイOK。高フレッシュレートのモニタとの相性も◎

 

台数限定!セールに関して

今ならフロンティアGHシリーズがかなりお得に購入できる台数限定セールが開催中です。Intel Core i7-13700F、GeForce RTX 3070 Ti搭載モデルなどが25万円以下から購入できたりするので、非常にコストパフォーマンスが高いので、かなりおすすめ。上の標準構成よりも数万円安く買えるモデルもあるので、要チェックです。

>>フロンティアのセールPCで最もお得なモデルを解説<<

 

動画・画像編集における性能

フロンティアGHシリーズはゲーミング向けの高性能PCですが、動画編集、写真・画像加工などのクリエイティブ分野でも活躍するマシンです。

搭載しているCPU・Intel Core i7-12700は、前世代と比べても、消費電力を抑えつつ高いパフォーマンスを発揮する性能を持ちます。E-CoreとP-Coreという2つのコアを持つのが特徴で、負荷に応じて動作を使い分けながらパフォーマンスを維持できるので、長い時間パソコンを使い続けるクリエイティブ仕事にも強みを持つわけです。さらに、独自のケースによるエアフロー対策がされていて高寿命なマシンでもあるため、長時間稼働させても安心です。

GHシリーズは標準構成(FRGHZ690/B、FRGHZ690/Cなど)でも1TB以上のSSDを標準搭載しています。読み書き速度を落とすことなく、大容量の保存スペースがあるので、素材や成果物を大量に保存できるのもクリエイターには嬉しいところ。

ポイント

GHシリーズ(GeForce RTXシリーズ搭載モデル)でよければ、クリエイティブ分野でも活躍!中級〜上級者でも満足感高い。

 

プログラミングにおける性能

フロンティアGHシリーズは基本構成でもハイクラスの高性能PCなので、全般的に作業がスムーズです。もちろん、プログラミングなどの開発業務でも快適なパフォーマンスを発揮します。標準構成でも、プログラミングで重要なCPUはIntel Core i7-12700、メモリは16GB搭載しており、十分なスペックです。コンテナの利用や3Dゲームなど大きなプロジェクトのビルドをするなら、メモリは32GB以上の構成にしておくとよいでしょう。ローカルに開発環境を置くなら、ストレージが1TB SSD (M.2 NVMe)なのも安心できます。

ただし、GPU含めるとかなりハイエンドな性能があるので、プログラミングをするだけならは少々もったいない感じも。もしプログラミング勉強用など、初心者さんが購入を検討するなら、下位モデルの方がいいかもしれません。

ポイント

プログラミングの業務用としても性能十分。ただし勉強用なら、コストパフォーマンスとしては微妙。

 

データ分析・AI開発における性能

データ分析・機械学習では、CPUが非常に重要なので、勉強用や仕事用ではCPUにこだわるといいでしょう。フロンティアGHモデルの標準構成ではIntel Core i7-12700を搭載しており、これは前世代と比べても2倍近くパフォーマンスの高いCPUです。高い負荷のかかる作業でも十分な性能が発揮できるCPUなので、ゲーミングだけでなく、データサイエンティスト分野でも活用できるといえます。また、搭載しているGPU・GeForce RTX 3080は並列処理が得意で、多層NNや大量の画像処理などでもパフォーマンスを発揮しますが、そうした並列処理が少ない仕事では割高になってしまう可能性はあります

ほとんどのモデルは16GB以上のメモリを搭載しており、扱うデータ量が多少多くなっても十分なスペックです。上位モデルでは32GBを搭載しているほか、64GB〜128GBまでBTOで簡単にカスタマイズ可能。また、最新のDDR5メモリを搭載していて、スタンダートなタイプのメモリです。あとから自分で簡単に拡張でき、状況に応じてグレードアップすることも可能です。

ポイント

データサイエンティスト分野でも十分に活用できる性能あり。GPUを使用しない業務の場合はコスパが悪化するかも。

 

事務処理における性能

フロンティアGHシリーズは、全体的に性能が高いハイエンドPCのため、オフィスソフトやBIツール、RPAツールなどのビジネスアプリを動作させるのに十分に余裕があります。他の一般的なビジネスPCと比べると、いくつかのソフトを同時に利用しても、かなり高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。

一方、単純な事務作業だけをする場合は、性能を十分に引き出すことができず、無駄に高い買い物担ってしまう可能性も。他のフロンティア製品と比べて単純に性能が高い分、簡単な作業をするだけならコストパフォーマンスが悪いといえます。

ポイント

コスパの観点から、単なる事務処理向けのPCとしてはオススメできない。

 

フロンティアGH シリーズと似ているPCの比較

メーカー フロンティア マウスコンピューター
モデル名 GHシリーズ(FRGHZ790/B) G-Tune XM-B
OS Windows 11 Home 64bit版 Windows 11 Home 64bit版
CPU Intel Core i7-13700F Intel Core i7-13700F
メモリ 16GB (8GB x2) 16GB (8GB x2)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3070 NVIDIA GeForce RTX 3070
SSD 1TB M.2 NVMe SSD 1TB M.2 NVMe SSD
HDD なし なし
電源 1200W 80PLUS PLATINUM 700W 80PLUS BRONZE
保証 1年間センドバック保証 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート
価格 259,800 円〜 329,800円~
公式でカスタマイズしてみる 公式でカスタマイズしてみる

ポイント

FRGHZ790/Bは1TB SSD搭載で電源スペックが高いフルタワーモデル、G-Tune EN-ZはCPUが前世代のCore i7-12700KFでミドルタワータイプという違いはありますが、ほぼ似ているスペックで比較しています。どちらもコストパフォーマンスが高く、ブランドやケースデザイン、カスタマイズの内容等によって選んでも良いでしょう。

 

フロンティアGH シリーズ外観レビュー

全体・モニタ配置例

前面(フロントパネル)

フロントインターフェース

前側面(右)

 

前側面(左)

上側面

側面(サイドパネル)

後面(リア)

 

総合的な判断(フロンティアGH シリーズ購入に迷っていたら読む)

企業の利益が心配になるくらいコストパフォーマンスの高いフロンティアの製品ですが、GHシリーズも例外ではありませんでした。最新のIntel Core i7-13700F、DDR5メモリ、GeForce RTX 3070搭載、エアフロー管理がしやすい機能的で美しいPCケースが付いて、20万円台後半から購入できるのは魅力的です。スペック的には中〜上級者向けといえますが、初めてのゲーミングPCを買うけど良いものを長く使いたい人にもおすすめしています。

一方、普段使いで、文書作成などのビジネス用途中心だったり、プログラミングの勉強用(初心者)など、軽い作業しかしない場合はスペックが高すぎて費用対効果が小さい可能性も。予算に合わせて、下位のモデルを選んでみてもいいかもしれません。ゲーミング中心、ヘビーユーザーにはおすすめできるPCです!

モデル名 FRGHZ790/B
OS Windows 11 Home 64bit版
CPU Intel Core i7-13700F
メモリ 16GB (8GB x2)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3070
ストレージ 1TB M.2 NVMe SSD
電源 1200W 電源 (80PLUS PLATINUM)
光学 なし
ネットワーク 2.5GBASE-T 有線LAN
保証 1年間センドバック保証
その他 インテル Z790 チップセット

299,800円〜(税込)

公式サイトでスペックを見てみる

 

フロンティアのゲーミングPC シリーズ別レビュー

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